つれづれのおと

ディアマイロックスター

アラバキでブレチャを観ました

鉄は熱いうちに打ちたいのでバーッと書いたのですが、胸いっぱいすぎてTLに流せる量じゃなくなりました。最近思いが重い…
半分は感想でできてるので、レポとしては読みづらいと思います。ご了承を。
 
サウンドチェック
わっちさんや先生がちらちら、あとのきあくんもリュック背負ったままちらちらw出てきてたんだけど、わっちさん、先生、おんたんでまずは1人ずつチェック。おんたん、ビブラスラップを3回くらい連続で鳴らしてお客さんがクスクスした時にきょとんとしてたのがかわいかった。Pの黒白フライングVはしのちゃんさんがチェック。アンプはマーシャルを横に並べて二台、わっちさんのはNAYLORのやつ。
そしたらそのうち、のきあくんが出てきて(リュックはしのちゃんさん?に持ってもらってw)同じく黒白Vをチェック。続いてミラーピックガードのVもチェック。始める時に、こんにちはー秋野でーすみたいな挨拶してたような。
黒白Vでだったか、TVのシンガーと、see-saw girlのリフ(こっちはほんの数音だけw)弾いてた。あなたたち好きですねそれ…わたしも好きです……。
で、ミラーの方でだったか、何かチェック兼ねてやる?って4人で集まって話して、突然始まるソウルメイト今夜。おんたんはなんで演奏できるのwwサビではわっちさんが手を振るのも誘導してて、一番全部やってた。ええもん観た。フェスで観たいなあ鶴。
そのあと、もう少しチェック…みたいになり、中央に集まるメンバー。バックヤードの方指して苦笑してた?ので、P聴いてるじゃん?って話だったのだろうか。
で、始まったのは、君がいて笑って、!
でも演奏だけ、歌は誰も歌わない。のきあくんがたまにラララと歌詞少し口ずさんでたけど。あーなんか、Pの歌だもんなあ、と思ってしまった。まあだからこそみんな歌詞覚えてないのだろうけどw
ひとしきり演奏したらはけるメンバー。わっちさん、めっちゃ写真やら動画やら撮ってるな…と思ったら案の定アップされてた。自由で楽しげでよかった。
で、終わりかと思いきやもう一度出てくる7期生3人。え、と思ったらその後ろからすっと現れるP。3人の雰囲気がさっきと少しだけ違って、突然顧問の先生が来た部室みたいになってたのだった(※個人の感想です)。
黒白フライングVを抱えるや否や、袖でスタッフさんと話し始めるP。ずっと真剣な表情。喉は、と思いつつも、口がずっと動いてたので、なんとか会話はできるのかなあ、と…なので3人だけでチェック兼ねてblowの演奏を開始。
で、間奏。
話を終えた?Pがサラッと舞台に向かって歩きながらソロを弾き始めた瞬間、息を飲んだ。さっきまでとは全然違う、強烈にPの音。blowのあのギターソロの音。うわああ、って涙が出てきた自分にびっくりした。なんでそんな音なんですか。なんでそんな音出せるんですか。全くのド素人なのに、これはこの人のギターだ、ってはっきりわかる音。
さっきまでのきあくんが出してた音はのきあくんの音で、それももちろんかっこよくて、だけどチェックだから歪みとかも変えてるのかもだけど、それにしてもびっくりした。このひとの出す音に強烈に惹かれてることにも。理由はわからんけどなんかすごい、引き込まれるんだ…。
一曲まるまる演奏して終了。Pは片手あげてはけていったような。でもまた袖で卓?を見ながらしばらくお話ししてた。
 
 
本編
アラバキのSEに合わせて登場。オリジナルのは流れなかったような。
1曲目、Phase 2。あのリフと、リズム隊がドッ!ドッ!て入るとこでめちゃくちゃテンション上がる。フェスに出るなら1曲目はこれであってほしい、とかねてより思ってたので嬉しかった。あの引力のあるイントロからサビへの流れで引っかかってくれた人がきっといた、と思いたい。
2曲目は恋の踏み絵。ソロでおもむろに舞台手前に設置してあるスピーカー?に乗り、大股開いてガンガン弾くP。やばい。めちゃくちゃカッコいい。全編通して笑顔は少なめで至極真剣、本当に武士みたいに見える表情をしてらしたのだけど、この時がもう白眉だった。映像と写真のカメラが下からぐわっと寄る、それに合わせて派手な動きはないけど余計に迫力を増す演奏。最後、くっとネックを引き寄せると同時にくわっ!と短く吠えるように一瞬口を開いて、するっとステージに戻っていかれたのだった。死ぬほどカッコよかった。
3曲目、Rolling Rola。アラバキー!!とシャウトするわっちさん。ハンドマイクで煽る、けどイキり過ぎないかっこよさ。タンバリンあったらなあと思ったけど、ハートマーク見られたのでよかった。
これを弾きながらPがふっとほのかに笑う瞬間が何回かあって、すごくほっとした。少しでも楽しいと思ってくださったらすごく嬉しい。
演奏後にMC。
「こんにちは、brainchild'sです。いつもは『こんばんは』なんだけど、今日は『こんにちは』だね」
いつものふわふわしたしゃべり方じゃない、丁寧に発音するような話し方。ご自分の声でご挨拶したかったのかなあ。新潟ではそこまで気にならなかったしもう少しおしゃべりもしてたけど(へぎそばの話とか)、今日お話しされたのはこれだけだった。
わっちさんがさらりと引き継いで(そのスキルよ…)、「僕たちアルバムを出したばかりなので、そこから一曲を」と紹介。
多分この辺でVをミラーピックガードのに交代。
4曲目、Better Day to Get Away。いやーこれもカッコよかった。なんともカッコよかった。ネタバレると、いやわかるとは思うけど、新潟で聴いたのといい意味で同じ。野外だし色々違うだろうにグルーヴがすごい。新潟でも思ったけど、まだたった3本くらいしかやってないのにこのグルーヴはすごくないか。
間奏の直前にPと先生でX攻撃(立ち位置交換)。先生、最初はこちら向きに、途中からわっちさんと向かい合って弾いてたような。間奏終わったらまたX攻撃するのだけど、その時にPと先生ハイタッチ。普通の一瞬のではなくて、すれ違い終わってから互いに後ろに伸ばした手ですっと触る感じだった。
「Hi-di-ho,yeah!」というわっちさんの煽りとともに、5曲目のHigher。これが気持ち良かったー。野外で聴くのとてもいい。「Hi-di-ho!」も周りのお客さんみんな歌ってて(私が前の方にいたからだろうけど)、雰囲気が素敵だった。Pもコーラスしてた(というか全編コーラスパートはマイクに向かってた、Rolling〜の最後の『ほら、ほら〜』のとこも)、けどほんの一瞬、すごく微妙に表情が動いた瞬間があったので、つらかったかなあ。声はあまり聞こえなかった気がするので口パクの箇所もあったかもしれない。
曲終わりで、Pが右手の人差し指を立ててメンバーやお客さんに「あと一曲」アピール。ふわふわ笑うのでなく、ほのかにニヤリとするようなお顔だった、ような。
6曲目、Twilight。行く時に読んでたインタビューで、STAY ALIVEの中で印象に残る曲を聞かれてこれを挙げてらしたので嬉しかった、ラストに持ってくるんだということが。
2番の「ぶちまけよう〜」のところ、ずっとおんたんの方向いてたP(というか全編通してメンバーへのアイコンタクト率がすごかった。ドラムセットに足かけて完全に後ろ向いちゃうとか。まあ前からでいらっしゃるけども)、パンパン!の手拍子のリズムでちょいちょいっと人差し指でおんたんのことを指さす。おんたんの今日イチの笑顔いただきました。そして「誰かのマイナーコードが」のとこでわっちさんがPの方を親指で指してた…ような。
ギターソロは毎回、舞台の前に来て弾いてらしたんだけど、この曲はアウトロでも出ていらして。本当に最後、弾きながら、お客さん見回して(一人一人ではなく全体を見る感じで)、ありがとう、と口が動いたのが見えた。叫ぶのではなく日常会話で言うような感じ。マイクなんかないし声もはれないのに。何か心が動かされたものがあったのだろうか。なんだかすごく胸にぐっとくる瞬間だった。
わっちさんの「Thank you!」でシメ。ギターを置いて、頭上で拍手しながらはけて行かれたような。
 
衣装は、6.75期生で写ってる写真のTシャツとパンツに、黒いロングカーディガン(ポケットみたいのが裾付近についてる)、ペンダント、薄手の夏用スカーフ。黒地に細く白い線で模様が入ってて、どことなくSTAY ALIVEのアートワークみたい。
先生もおんたんも写真のタンクトップに黒いロングカーディガン。わっちさんはインスタにあげてた、黒無地の襟付きシャツとネクタイにパンツ。みんなカッコよかった。
 
本編終わって、もうもうカッコ良すぎて、ウワアアアってなってたら、お友達が普通にお客さんに混じって観てたのきあくんを発見。お客さんに囲まれても笑顔で応対するのきあくん。勢いと流れで両手でハイタッチしてもらってしまった…。スタッフさんに、ここからバックヤード入れますか?って丁寧に聞いて通してもらって笑顔で去っていった…ありがとうくらい言えばよかった(後悔)。
最初はまさか自分でチケットとって来たんじゃなかろうな!?と思ったけどちゃんとパス下げてたからホッとしました(当たり前…)。なんか、すごく上からで偉そうだけど、のきあくん来てくれてよかった。そのために来たのではないかもだけど、Pの代わりにサウンドチェックしてくれてよかった。
Pはいつもギターを買うとき、何かあったら、と考えて同じのを複数購入するような危機管理?をしてらっしゃるから…長年の付き合いがあって、Pの音楽性をよく理解していて、なおかつご本人の音楽的な能力も高い、そんな人に来てもらってやってもらえてよかったんじゃないかなあ、と。まあでも、しのちゃんさんが流れで、やります?と渡しただけのようにも見えたけど…w
本番じゃないながらも、飛び入りで来たのにスッと入ってサッと合わせられるメンバーの能力の高さも改めて感じた。すごいチームだ。
 
 
体調を崩されてる?中でこんなことを言うのは失礼かもしれないけど、ギターに専念しギターで歌う、というより吼えていたPはものすごく雄々しかった。青い炎のような、静かな闘志を全身にまとっているような。戦っているのはつらい症状というわけではなく、表現を100%から150%のレベルまで引き上げようとする、そしてお客さんを巻き込む、そんな自分たちへの勝負のような。まさに武士のようだった…。
 
 
ここからは本当に個人的な感想。
エマさんを見ていると、最近だとまあ:▽:を肩に乗っけた写真とか、まあ福岡の朝番組のアレとか、かわいらしいと思ってしまうことも多いのですが。
ギターを弾いてる時は、そしてその音を受け止めている時は、ものすごくかっこいいギターヒーローだと、改めて思いました。
普段好きなミュージシャンの方を呼び捨てにするなんてできなくて、東京ドームの時はかろうじて周りに合わせて呼び捨てにしてたんだけど違和感が拭えなくて、でも今日は気がついたら「エマー!エマああああ!」と叫んでいた。それも、周りの方々のような可愛らしい黄色い声ではなく、腹の底から出した声で拳を振り上げて何度も…。わたしの周りにいた方ごめんなさい。Pにしても気持ち悪かったと思うので、目と耳に入ってなかったことを全力で祈る。
でもなんかこう、神田先生がPのアンプの前にかがんだり、のきあくんがPのアンプの前で寝たりwというのと似たような(わたしは音楽に関してはド素人なので、同じと言ってしまうとおこがましいので…)感情といいますか。やっぱりヒーローだなあと思った。
そしてものすごく勝手ながら、あの雄々しさはなんなのだろう、と思ったのですが。チェック中の打ち合わせの長さや、食事会が反省会になってることや、プロモーションをめちゃくちゃしていることやなんやかんや(あれだけの取材にそれぞれ違うこと答えるのもすごいと思う、ありがたくも熱意のある記者さんDJさんの視点がそれぞれ違うからというのもあるけど)、メジャーになったからというのもあるかもだけど、気づいたら10年、メジャーといえどやりたいことやりました、とかなんとかふわふわ言いつつ、今すごく勝負に打って出ているところもあるのかもなあ、とも思いました。なんだか本当に武士の佇まい。「ξ^-^ξ」の顔文字で表すのも戸惑われるくらい(これ、笑ってるけど笑ってないように見えて秀逸な顔文字だと思うので好きなんですけどね)。
 
そして、今回はキツキツのスケジュールで、だけどツアーやってたからグルーヴも良くて。できたらまた、いいタイミングでフェスに出てくれないかなあ、と思います。
ブレチャの音楽は自然(特に、山や川や緑がある場所)が似合うと思う。だから初のフェスがアラバキでよかったなあと。真夏ほど暑すぎもしないし。
美味しいもの食べたり、バックヤードで他のミュージシャンと交流したり、他のアクト観に行ったり、自然の中で深呼吸したり、してくれたら嬉しいな、なんて…Pがそれを望むかはわかりませんが、少なくとも今日のアクトは最高に良かったから爪痕残したんじゃないかなあ。もちろん、そのためだけにでも、出る価値はあると思う。7期生メンバーの経験にもなるし。機材とか天候とか色々大変かもだけど、検討してもらいたいなあ、と勝手ながら思うのでした。
まずはP、どうぞお身体お大事に。出演してくださって、ありがとうございました。もう何回繰り返したかわかりませんが、ものすごく、カッコよかったです。